カリキュラム概要

CURRICULUM OVERVIEW

オリジナルの日本語共育カリキュラムを開発・構築。

日本語のレベルは6段階に評価します。入国時にレベルチェックを行い、適切なクラスに振り分けます。
教科書に基づいた日本語学習だけではなく、「聴解力を高めるLL教室」「言葉に体が反応する訓練」「現場で問われる指示形等に対する反復訓練」など、特に生活を通した動きの中での言葉の運用に重点をおいて訓練いたします。

また、職業別の専門クラスを設けて、現場に配属されても対応できる下地を作るようにしています。

実生活における言葉の運用~現場の指示に対応できるように~

座学により頭で覚えた言葉を、実生活で運用できるように共育します。特に、現場における命令形(指示)を重視します。

現場の命令形(指示)には、「〇〇持ってきて」「〇〇しといて」「仕事覚えた?」などがあり、“ですます調”を基本とする教科書には載っていない言葉です。しかし、これらの言葉は実習の現場で頻繁に使われており、日本語共育で聞き取りの訓練を行います。また、一部では日本の方言の講習も実施しています。

なお、朝の1時間は自主制をテーマに、日本人教師が見ていなくても、決められたことを裏表なく仕事することの重要性も目的の一つとしています。

職業別専門クラスの設置~現場でいかに使えるか~

「ここでこの一言が言える」ことが、人間関係や仕事を円滑に進めている人の共通点です。これは世界共通の事であります。

どれほど言葉を知っていたとしても、それを“適切な時に適切な言葉を使えるか”が問題です。1か月という短期間の実用訓練では、ここに重点を置いて行います。

例えば、職種ごとのさまざまなシーンの絵カードを使って、予期せぬ咄嗟の言葉を学びます。また、「危ない、下がれ!」「早く、いそげ!」など、現場の上司が指示するであろう言葉に「耳慣れ」させます。

さらに、配属される企業様の業界や熟練者に実地調査を行い、日常作業で使われる専門用語、道具名、作業名を収集し、職種別共育に反映しています。

カリキュラム内容

CONTENTS

01発声練習
声の通りや活舌を意識した発声を身に付ける。
02LL教室
機器を使用して聴解力を向上させる。
03カードによる反応訓練
実際に身体が反応できるようにする。
04プレゼンテーション
プレゼンを通じて聞き手の立場も理解する。